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陶石 とうせきpottery stone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

陶石
とうせき
pottery stone

磁器原料になる岩石総称。一般に石英 (70%) と絹雲母 (30%) から成る。日本では福島石川岐阜兵庫佐賀熊本などの各県から産出する。

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デジタル大辞泉の解説

とう‐せき〔タウ‐〕【陶石】

陶磁器の原料となる岩石。石英と絹雲母(きぬうんも)からなり、少量のカオリンなどが加わるものもある。

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世界大百科事典 第2版の解説

とうせき【陶石 porcelain stone】

単一で陶磁器の原料となる白色軟質の岩石。微粒の石英,絹雲母(セリサイト)およびカオリナイトを主成分とする。粘土鉱物としては絹雲母を多く含有するが,カオリン質陶石ではカオリナイトを多く含有する。これらはまたパイロフィライト,長石なども少量含有することがある。また長石質陶石もあり,微粒の石英,カリ長石曹長石に少量の粘土の混在する場合もある。多くは流紋岩石英安山岩など酸性火山岩の熱水変質作用によって生成したものである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

陶石
とうせき

陶磁器原料として利用される鉱物集合の一般的名称。鉱物学的には、石英と白雲母(うんも)の細粒集合からなり、黄鉄鉱、カオリナイト、ハロイサイト(カオリンの一種)などを含むことがある。日本では、新第三紀中新世以後の浅所での熱水変質作用の産物として、多くは酸性の火山岩、火砕岩、砂岩、泥岩などからつくられたもので、陶磁器原料、耐火材などとして採掘されている。長崎県五島(ごとう)列島、熊本県天草(あまくさ)地方などをはじめ西日本に大規模な鉱床が多い。[加藤 昭]

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世界大百科事典内の陶石の言及

【陶磁器】より

…【前田 正明】
【製法と素材】
 陶磁器は原料,成形法,焼成法(温度),焼き上がったものの硬度,透水性,うわぐすり(釉)の有無,用途などが異なることで多くの種類に分類される(表1)。
[原料]
 原料としてはケイ石,粘土,絹雲母,長石,陶石などがある。これらの原料の役割を大別して,(1)骨格成分,(2)成形成分,(3)焼結成分とする。…

※「陶石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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