有職鎌倉山(読み)ゆうしょくかまくらやま

精選版 日本国語大辞典 「有職鎌倉山」の意味・読み・例文・類語

ゆうしょくかまくらやま イウショク‥【有職鎌倉山】

浄瑠璃。時代物。九段。菅専助・中村魚眼合作。寛政元年(一七八九大坂北堀江豊竹座初演。天明四年(一七八四)旗本佐野善左衛門が、田沼政治の専横を憤って、田沼意次(おきつぐ)の子意知(おきとも)刃傷に及んだ事件を、北条時頼の時代に仮託して脚色佐野源左衛門が三浦荒次郎を討ち、切腹を命じられるが、後にその子梅之助が佐野家を継ぐ。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「有職鎌倉山」の解説

有職鎌倉山
ゆうしょく かまくらやま

歌舞伎・浄瑠璃の外題
作者
菅専助 ほか
補作者
辰岡万作etc
初演
寛政1.8(大坂・北堀江座)

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