望月の駒(読み)モチヅキノコマ

デジタル大辞泉 「望月の駒」の意味・読み・例文・類語

もちづき‐の‐こま【望月の駒】

平安時代以降、毎年陰暦8月の望月ころ諸国から献上した馬。
「あふさかの関の清水に影見えて今やひくらむ―」〈拾遺・秋〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「望月の駒」の意味・読み・例文・類語

もちづき【望月】 の 駒(こま)

  1. 中古以降、毎年陰暦八月の望月の頃に、諸国から献上した馬。→駒牽(こまひき)。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「あしびきの山ぢ遠くやみえつらんひたかく見ゆるもちづきのこま」(出典:兼盛集(990頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android