望月の駒(読み)モチヅキノコマ

デジタル大辞泉 「望月の駒」の意味・読み・例文・類語

もちづき‐の‐こま【望月の駒】

平安時代以降、毎年陰暦8月の望月ころ諸国から献上した馬。
「あふさかの関の清水に影見えて今やひくらむ―」〈拾遺・秋〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「望月の駒」の意味・読み・例文・類語

もちづき【望月】 の 駒(こま)

  1. 中古以降、毎年陰暦八月の望月の頃に、諸国から献上した馬。→駒牽(こまひき)。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「あしびきの山ぢ遠くやみえつらんひたかく見ゆるもちづきのこま」(出典:兼盛集(990頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android