望月茂(読み)モチヅキ シゲル

20世紀日本人名事典 「望月茂」の解説

望月 茂
モチヅキ シゲル

明治〜昭和期の評論家,小説家



生年
明治21(1888)年5月20日

没年
昭和30(1955)年4月19日

出生地
茨城県新治郡都和村(現・土浦市並木町)

別名
号=紫峰,筆名=筑波 四郎

学歴〔年〕
第七高等学校中退

経歴
国民新聞記者となり、明治末、実業家野間清治に勧めて「講談倶楽部」を創刊、初代編集長となり、大衆雑誌流行のきっかけを作った。自ら筑波四郎の筆名で「国定忠治」など多くの大衆小説を書いた。大正6年退社、明治維新史を研究し、同年日本初の週刊誌「週」編集長となった。著書に「生野義挙と其同志」「藤森天山伝」「佐久良東雄」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「望月茂」の解説

望月茂 もちづき-しげる

1888-1955 明治-昭和時代の編集者
明治21年5月20日生まれ。大日本雄弁会講談社創立時の野間清治をたすけ,明治44年「講談倶楽部」初代編集長となる。かたわら筑波四郎の筆名で「国定忠治」などをかく。大正6年退社,同年わが国最初の週刊誌「週」の編集長。維新史の研究で知られる。昭和30年4月19日死去。66歳。茨城県出身。号は紫峰。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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