日本歴史地名大系 「朝六橋」の解説 朝六橋あさむつばし 岐阜県:益田郡小坂町小坂町村朝六橋[現在地名]小坂町小坂町小坂町(おさかまち)村の町並のほぼ中央、矢(や)ヶ野(の)集落との間の小坂川に架けられた飛騨街道の橋。橋名についてはこの橋上に至ればどのような闇夜でも朝六頃の薄明りがするといい、それは橋下の淵底に沈む宝玉のなせるわざであるなどの伝説が多い。「飛州志」では橋は桟道で長さ一三丈二尺余・横一丈四尺、「飛騨国中案内」には長さ二一間・幅一丈四尺とあり、幾度も架替えられ、その度に構造・位置が変わったらしい。明治一九年(一八八六)の橋梁溜池樋管溝梁堰調(小坂町教育委員会蔵)では板橋で、長さ一八間・幅一丈とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by