朝岡興禎(読み)あさおかおきさだ

精選版 日本国語大辞典 「朝岡興禎」の意味・読み・例文・類語

あさおか‐おきさだ【朝岡興禎】

  1. 江戸後期の画家狩野栄信の子。初名信義。号平州。江戸の人。幕府の御絵番掛りとなる。のち隠居し、日本美術史を研究し、「古画備考」を著わす。寛政一二~安政三年(一八〇〇‐五六

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「朝岡興禎」の解説

朝岡興禎 あさおか-おきさだ

1800-1856 江戸時代後期の画家,美術史家。
寛政12年生まれ。狩野伊川(いせん)の次男。江戸の人。文政3年幕臣朝岡興邦(おきくに)の養子となり,小納戸役,絵番掛をつとめる。日本画家伝「古画備考」をあらわした。安政3年4月27日死去。57歳。初名は信義。通称三之助,三次郎。号は平洲,三楽。

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世界大百科事典(旧版)内の朝岡興禎の言及

【古画備考】より

…江戸末期に朝岡興禎(おきさだ)(1800‐56)の著した日本画家伝。興禎は狩野栄信(ながのぶ)の次男。…

※「朝岡興禎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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