狩野伊川(読み)かのう いせん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「狩野伊川」の解説

狩野伊川 かのう-いせん

1775-1828 江戸時代後期の画家
安永4年8月30日生まれ。狩野惟信(これのぶ)の長男。文化5年(1808)父の跡をうけ,木挽町(こびきちょう)狩野家をつぐ。13年法印となった。江戸城障壁画や朝鮮に贈呈する屏風を制作。大和絵技法にも通じ,古今の絵画模写にも力をそそぐなど,木挽町狩野家の黄金期をささえたひとりである。文政11年7月4日死去。54歳。名は栄信(ながのぶ)。別号に玄賞斎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android