20世紀日本人名事典 「朝見香城」の解説
朝見 香城
アサミ コウジョウ
大正・昭和期の日本画家
- 生年
- 明治23(1890)年5月4日
- 没年
- 昭和49(1974)年8月29日
- 出生地
- 兵庫県姫路市
- 本名
- 朝見 寅次郎
- 主な受賞名〔年〕
- 愛知県文化功労賞〔昭和25年〕
- 経歴
- 京都に出て日本画家の西山翠嶂に師事。大正1年より名古屋に定住し、4年には「陶器窯図」で文展に初入選を果たした。さらに帝展にも作品を出展し、たびたび入選・入賞。昭和3年中京美術院を結成し、以後は名古屋在住の後進画家の指導に力を注いだ。5年には第2回聖徳太子奉讃美術展に「秋晨」を発表し、入選。戦後も名古屋を中心とした活動を続け、25年には愛知県文化賞を受賞した。また、日展には26年の第7回展から参加し、「松林図」「洋犬図」などで入選している。作品は他に「雨に煙れる琴平」「白日静閑」「郷愁」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報