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朝鮮哲学 ちょうせんてつがく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

朝鮮哲学
ちょうせんてつがく

朝鮮における哲学の萌芽は,檀君説話をはじめとする古代三国 (高句麗,百済,新羅) の開国説話,その他ハヌル (天) を最高神とする古代信仰に見出される。6世紀の新羅で始った花郎道はこのような古代思想をもとに中国から伝来した儒教,仏教,道教の宗教思想を取入れ,独自の哲学思想に発展したものである。統一新羅と高句麗では仏教が栄え,元暁,義湘,義天,知訥などの高僧が仏教哲学を発展させ,中国華厳宗の開宗や日本仏教に影響を及ぼした。 14世紀末儒教を建国理念として興った李朝では性理学が発展し,徐敬徳の気一元論李退渓の四端七情論,李栗谷の理通気局説などは性理学に新境地を開き,やがて嶺南学派 (主理派) と畿湖学派 (主気派) に分れて論争が展開された。 17世紀からは丁若 鏞などにより実学が生れ,19世紀の開化思想に発展した。また 19世紀には,民衆から離れた性理学に代って,「人乃天」 (人すなわち天) を基本命題とする東学が生れ,これが 20世紀に天道教に発展した。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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