木の丸殿(読み)キノマロドノ

デジタル大辞泉 「木の丸殿」の意味・読み・例文・類語

きのまろ‐どの【木の丸殿】

丸太で造った粗末な殿舎。特に、福岡県朝倉市にあった斉明天皇行宮あんぐうのこと。黒木御所。きのまるどの。[歌枕
「朝倉や―にわれれば名のりをしつつ行くはが子ぞ」〈新古今・雑中〉

きのまる‐どの【木の丸殿】

きのまろどの」に同じ。
「山の中なれば、かの―もかくやと」〈平家・八〉

このまろ‐どの【木の丸殿】

きのまろどの

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android