木芽味噌(読み)きのめみそ

精選版 日本国語大辞典 「木芽味噌」の意味・読み・例文・類語

きのめ‐みそ【木芽味噌】

  1. 〘 名詞 〙 酒や砂糖などで味をつけたりしたみそ山椒(さんしょう)の芽をすりまぜたもの。木の芽あえ、木の芽田楽などに用いる。《 季語・春 》

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「木芽味噌」の解説

きのめみそ【木の芽味噌】

みそに調味料などを加えて弱火で練り、すり鉢ですった木の芽(さんしょうの若葉)を混ぜたもの。木の芽のほか青寄せを加えて緑色を出すことも多い。みそは主に白みそを用いる。田楽や木の芽和えなどに用いる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の木芽味噌の言及

【サンショウ(山椒)】より

…3月ころから新芽を吹くが,この新芽や若い葉を〈木の芽〉と呼び,煮物の香りづけや汁物の吸口に用いる。木の芽みそ,サンショウみそはみそにすりまぜたもので,木の芽あえはこれでたけのこやイカをあえたもの,木の芽田楽は豆腐にこれを塗った田楽である。《庭訓往来》には木の芽漬の名が見えるが,これは洛北鞍馬(くらま)山の名物として有名であった。…

※「木芽味噌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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