木下闇(読み)コシタヤミ

デジタル大辞泉 「木下闇」の意味・読み・例文・類語

こした‐やみ【木下闇】

の下闇」に同じ。 夏》須磨寺や吹かぬ笛きく―/芭蕉

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精選版 日本国語大辞典 「木下闇」の意味・読み・例文・類語

こした‐やみ【木下闇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こじたやみ」とも ) =このしたやみ(木下闇)季語・夏 》
    1. [初出の実例]「須磨寺やふかぬ笛きく木下やみ」(出典:俳諧・笈の小文(1690‐91頃))

このした‐やみ【木下闇】

  1. 〘 名詞 〙 枝葉の繁茂して、木陰が暗いこと。また、そのところ。こしたやみ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「五月山このしたやみにともす火は鹿の立ちどのしるべなりけり」(出典:貫之集(945頃)一)

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