木内重四郎(読み)キウチ ジュウシロウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「木内重四郎」の解説

木内 重四郎
キウチ ジュウシロウ


肩書
貴院議員(勅選),朝鮮総督府農商工部長官

生年月日
慶応1年12月10日(1866年)

出身地
千葉県山武郡

学歴
帝大法科大学政治学科(現・東大法学部)〔明治21年〕卒

経歴
義民佐倉惣五郎の末裔。明治22年法制局参事官補、欧州派遣、23年帰国、24年農商務省参事官、26年内務書記官兼貴院書記官、以後農商務省商務局長、同商工局長、内務次官、特許局長などを歴任。43年辞任ののち朝鮮総督府農商工部長官などを務め、44年勅選貴院議員。大正元年官を辞し、3年京都府知事となるが、府会議員買収疑獄“豚箱事件”を起こした。

没年月日
大正14年1月9日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「木内重四郎」の解説

木内 重四郎
キウチ ジュウシロウ

明治・大正期の官僚,政治家 貴院議員(勅選);朝鮮総督府農商工部長官。



生年
慶応1年12月10日(1866年)

没年
大正14(1925)年1月9日

出身地
千葉県山武郡

学歴〔年〕
帝大法科大学政治学科(現・東大法学部)〔明治21年〕卒

経歴
義民佐倉惣五郎の末裔。明治22年法制局参事官補、欧州派遣、23年帰国、24年農商務省参事官、26年内務書記官兼貴院書記官、以後農商務省商務局長、同商工局長、内務次官、特許局長などを歴任。43年辞任ののち朝鮮総督府農商工部長官などを務め、44年勅選貴院議員。大正元年官を辞し、3年京都府知事となるが、府会議員買収疑獄“豚箱事件”を起こした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

朝日日本歴史人物事典 「木内重四郎」の解説

木内重四郎

没年:大正14.1.9(1925)
生年:慶応1.12.10(1866.1.26)
明治大正期の官僚,政治家。千葉県山武郡千代田村に生まれる。明治21(1888)年帝国大学法科大学政治学科を卒業。法制局参事官試補となり,貴族院,内務省,農商務省商工局長を歴任。次いで統監府(朝鮮統督府)農商工部長官などとなり,依頼免官ののち貴族院議員(所属は茶話会)となる。大正5(1916)年京都府知事となるが汚職嫌疑,いわゆる「豚箱事件」で収監されるが無罪となる。死の直前,同事件に関連した追起訴罰金刑が失効とされた。<参考文献>馬場恒吾『木内重四郎伝』

(中野実)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木内重四郎」の解説

木内重四郎 きうち-じゅうしろう

1866*-1925 明治-大正時代の官僚,政治家。
慶応元年12月10日生まれ。明治22年法制局にはいり,農商務省商工局長,朝鮮総督府農商工部長官などを歴任。44年貴族院議員。大正5年京都府知事となるが,7年府会議員買収の嫌疑(豚箱事件)で辞職した。大正14年1月9日死去。61歳。上総(かずさ)(千葉県)出身。帝国大学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「木内重四郎」の解説

木内 重四郎 (きうち じゅうしろう)

生年月日:1866年12月10日
明治時代;大正時代の官僚;政治家。統監府農商工部長官;貴族院議員
1925年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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