日本歴史地名大系 「木山町村」の解説 木山町村きやままちむら 熊本県:上益城郡益城町木山町村[現在地名]益城町木山(きやま)東は迫(さこ)村、西は宮園(みやぞの)村に接する。正平二年(一三四七)九月二〇日の恵良惟澄官軍恩賞所望交名并闕所地注文写(阿蘇家文書)に「一、木山太郎左衛門入道幸蓮申〇(本領)肥後国六ケ庄内木山〇(郷)地頭職事」とあり、六箇(ろつか)庄内で木山氏の苗字の地であった。応永一二年(一四〇五)九州探題渋川満頼は、「木山庄木山遠江守跡」を兵粮料所として阿蘇大宮司惟村に給与した(同年六月二日「渋川満頼預ケ状写」同文書)。永正一四年(一五一七)鹿子木親員は、当地に七三町の所領を菊池義宗より給恩として与えられたが、天文四年(一五三五)おそらく大友義鑑によって没収され、阿蘇惟豊に与えられた(年未詳「鹿子木親員知行目録」鹿子木文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by