木山神社(読み)きやまじんじや

日本歴史地名大系 「木山神社」の解説

木山神社
きやまじんじや

[現在地名]落合町木山

かつては木山山頂にあったが、昭和三七年(一九六二)東方山麓に里宮を造営、旧本殿(県指定重要文化財)を奥宮として残し移転した。祭神は素盞嗚尊で、旧県社。江戸時代は木山牛頭天王、また京都祇園社の例によって感神院とも称し、南三郷(鹿田郷・栗原郷・垂水郷)および別所べつしよ村・佐引さびき村・せき村・一色いしき村、久米くめ郡北分のうち奥山手おくやまて(現旭町)の惣社であった(作陽誌)。応永一八年(一四一一)四月二二日、美作守護赤松義則は給人らの押妨を退け、南三郷のうちから惣社領として木山方田畠を寄進し、同二四年一〇月二八日、赤松満祐は安堵している(木山寺文書)。さらに天文八年(一五三九)二月一三日に尼子詮久が感神院に対して禁制を与えている(同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の木山神社の言及

【落合[町]】より

…高瀬舟による旭川舟運の上限で,江戸時代は河港として発展した。また木山神社や会陽(えよう)(裸祭)で知られる木山寺の門前町でもある。現在も中国自動車道落合インターチェンジがあり,国道313号線,JR姫新線の通る交通の要地である。…

※「木山神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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