木島氏城館跡(読み)きじましじようかんあと

日本歴史地名大系 「木島氏城館跡」の解説

木島氏城館跡
きじましじようかんあと

[現在地名]木島平村大字上木島

上木島村田方畑方検地帳の慶安四年(一六五一)四月の本帳にはなく、寛延四年(一七五一)の同村新田検地帳に「古堀跡ふるほりあと」なる地名が四ヵ所現れ、初めて検地されている。大町おおまち分は長さ一三二間に幅三間、中町なかまち分は長さ一二六間に幅三間、西にし町分は二ヵ所で長さ七五間に幅二・五間と長さ六〇間と幅四・二間の都合三段六畝一二歩である。この四ヵ所は館をめぐっていた堀跡で、寛延年間まで保存されていたものである。なお中町なかまちの場合をみると、館跡に添う立町たつまち小路こうじ等の地名のほか、付近の光明こうみよう寺境内に多くの五輪塔がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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