木本地頭村(読み)このもとじとうむら

日本歴史地名大系 「木本地頭村」の解説

木本地頭村
このもとじとうむら

[現在地名]大野市木本このもと

清滝きよたき川扇状地の扇頂部に位置し、北は木本領家このもとりようけ村を経て上据かみしがらみ村、南西は川を上って宝慶寺ほうきようじ村に至る。中世小山おやま庄の一部であり、中世末には宝慶寺領などもあった(→木本領家村。江戸時代、初め福井藩領、寛永元年(一六二四)木本藩領、同一二年幕府領福井藩預地、同一四年福井藩領、貞享三年(一六八六)幕府領、元禄五年(一六九二)以降美濃国郡上藩領。

正保郷帳によれば田方六四五石余・畠方二三一石余。元禄一一年の寅之年村々明細帳(島田家文書)によれば、村高のうち八反二畝余が引高で、残高八六二・五六九石については、上田二三町九反余・中田三町九反余・下田六町一反余、上畑五町七反余・中畑四町二反・下畑二町九反余、居屋敷三町六反・同荒子居屋敷二反六畝余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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