木本要害山城跡(読み)きのもとようがいざんしろあと

日本歴史地名大系 「木本要害山城跡」の解説

木本要害山城跡
きのもとようがいざんしろあと

[現在地名]熊野市木本町

熊野市役所前にあった城跡。「紀伊続風土記」は「村の西南村端にあり、本丸二丸堀等の跡あり、天正の頃堀内安房守より有馬大和守を当城の主とす、城の麓に蝙蝠岩屋といふあり、入口幅八間許深さ知られす」と記す。当城から西北にかけての尾根古和こわ城・栂之尾とちのお城が連なり、戦国時代攻防の名残をとどめる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android