木ノ本浦
きのもとうら
[現在地名]熊野市木本町
大泊村の南西、七里御浜の北東端に位置する。慶長六年(一六〇一)の検地帳(徳川林政史蔵)に「木本村」とみえ、鬼本とも記す。近世初期の家数九九(「新宮藩御勘定方旧記」和歌山県史近世史料編)。木本組に属する。寛文八年(一六六八)から安永七年(一七七八)にかけて新田畑の検地が行われた(「木之本組木之本浦新田畑改帳」徳川林政史蔵など)。「紀伊続風土記」は、
<資料は省略されています>
と記す。当浦は水に乏しく、旱魃の時など一杓いくらで水を販売したと言伝える。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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