木槨積石塚(読み)もっかくつみいしづか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「木槨積石塚」の意味・わかりやすい解説

木槨積石塚
もっかくつみいしづか

古墳一種。被葬者を納めた棺と副葬品などを木槨で保護し,さらにその周囲を川原石で厚く被覆し,その上に墳丘を盛上げてある。したがって積石塚といっても,積み石そのものが露呈しているのではない。この種の古墳は朝鮮の古新羅時代の特徴的なもので,金冠塚慶州 98号墳天馬塚などの慶州市の著名な古新羅時代の墓は,ほとんどこの造りである。木槨はその大きさからみておそらく丸太材,ないしは角材で構築されたもの。 98号墳北墳では積み石部の構築に際しての特殊な木組みの痕跡が発見された。

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