木葉返(読み)このはがえし

精選版 日本国語大辞典 「木葉返」の意味・読み・例文・類語

このは‐がえし‥がへし【木葉返】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 風に舞う落ち葉のような軽快なわざ。多く薙刀(なぎなた)太刀などの打物わざにいう。このはがえり。
    1. [初出の実例]「薙刀柄長くおっ取り伸べて、四方を払ふ八方払ひ、一所に当たる木の葉返し、嵐も落つるや花の滝波」(出典:謡曲・巴(1570頃))
  3. 飛行機などが、木の葉の舞いおちるように回転しながら急速に降下すること。〔新らしい言葉字引(1918)〕

このは‐がえり‥がへり【木葉返】

  1. 〘 名詞 〙
  2. タカが餌を捕える時に、高空から木の葉のようにひるがえり降りること。また、その飛びかた。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. このはがえし(木葉返)〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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