木谷蓬吟(読み)きたに ほうぎん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木谷蓬吟」の解説

木谷蓬吟 きたに-ほうぎん

1877-1950 大正-昭和時代の演劇研究家。
明治10年4月3日生まれ。5代竹本弥太夫の次男木谷千種(ちぐさ)の夫。大正11年から「大近松全集」16巻を刊行。父の「弥太夫日記」や遺著をもとに近松門左衛門,坂田藤十郎らの業績を紹介し,竹田出雲(いずも)らの墓碑を発見した。昭和25年4月6日死去。73歳。大阪出身。大阪高商卒。本名は正之助。著作に「私の近松研究」「文楽今昔譚(たん)」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android