日本歴史地名大系 「木造横町」の解説 木造横町きづくりよこちよう 岐阜県:岐阜市岐阜町木造横町[現在地名]岐阜市木造町(きづくりちよう)岐阜町四四町の一。寛政六年(一七九四)の町絵図に町名がみえ、下矢島(しもやじま)町上切(かみのきり)と同町下切(しものきり)の境から西に延びる町並。岐阜町惣構堤に突当ったのち同堤に沿って北に延びる道筋が描かれ、本町(ほんまち)筋の西端付近、七曲(ななまがり)町と上(あ)ヶ門(もん)町の境に至る。承応町絵図には木作横町とみえる。なお明治二二年(一八八九)の岐阜市街全図(西垣家蔵)には、当町の西に天道(てんどう)町、北に折れて若松(わかまつ)町・十二軒屋(じゆうにけんや)と記されている。「増補岐阜志略」によれば町の長さ八〇間余、家数三四。町名は織田秀信の家来で木造左衛門尉具政の屋敷があったことに由来するという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報