木野地村(読み)きのじむら

日本歴史地名大系 「木野地村」の解説

木野地村
きのじむら

[現在地名]栃木市木野地町

川原田かわらだ村の北に位置し、西は細堀ほそぼり村。細堀村の西に飛地がある。史料上は木之地ともみえる。慶安郷帳に村名がみえ、田三九石余・畑三〇〇石余で幕府領。輪王寺本では高四四〇石余とある。寛文四年(一六六四)の武蔵岩槻藩領知目録に村名がみえる。元禄郷帳では高五九〇石余で旗本小笠原本多間宮の三給。改革組合村では旗本中条・本多・小笠原の三給で家数三五。文政一三年(一八三〇)の取調帳(高久文書)によれば百姓はもと三五軒であったが、一三軒が潰百姓になった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android