未断(読み)みだん

精選版 日本国語大辞典 「未断」の意味・読み・例文・類語

み‐だん【未断】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 事柄に対する処置の取り方がまだ決定しないこと。特に、裁判所判決がまだ下りないこと。この場合、鎌倉・室町幕府の訴訟制度では、訴訟の目的物とそこからの収益について種々の制限が加えられた。
    1. [初出の実例]「未断更犯、通以降至者当之」(出典:律(718)名例)
  3. ( 形動 ) ぐずぐずしていること。未熟なこと。未練なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「さやうの所みだんにては」(出典:申楽談儀(1430)猿楽常住の心得)

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