未来派の音楽(読み)みらいはのおんがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「未来派の音楽」の意味・わかりやすい解説

未来派の音楽
みらいはのおんがく

1910年代,イタリアに起こった美術における未来派に対応して,同時期にイタリアやロシアで生じていた新たな音楽への動向。イタリアではプラテルラや,特に画家のルイジ・ルッソロが,都市生活に欠かせない騒音を積極的に音楽に取り込むことを提唱し,未来派音楽に先べんをつけた。ロシアでは無調や独特の十二音技法微分音などを用いる傾向が,ロシア未来派の音楽と呼ばれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android