末清村(読み)すえきよむら

日本歴史地名大系 「末清村」の解説

末清村
すえきよむら

[現在地名]香我美町末清・正延まさのぶ

香宗こうそう川上流域にある山村中西川なかにしがわ村の南東にあたる。末清・正延の二小村からなるが、「土佐州郡志」は末清村・正延村と別記し、前者は「縦五町横二町」、後者は「東西四町南北四町」と記す。元徳二年(一三三〇)正延名主家綱田地売券・建武二年(一三三五)末清名名脇職宛行状(安芸文書)があり、鎌倉末より南北朝初期にかけて名田が開発されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android