日本歴史地名大系 「香我美町」の解説 香我美町かがみちよう 高知県:香美郡香我美町面積:五九・四一平方キロ香美郡東南部にあり、土佐湾沿岸を町の南端とし、北東方向に細長い町。面積の約七割が山地、三割が平野である。東は月見(つきみ)山から長者が森(ちようじやがもり)を経る連峰により夜須(やす)町・安芸市・物部(ものべ)村と、北は熊王(くまおう)山・奈良(なら)峠・秋葉(あきば)山を連ねる分水嶺で土佐山田(とさやまだ)町・香北(かほく)町と、西は野市(のいち)・赤岡(あかおか)両町とそれぞれ接する。河川は、町のほぼ中央より北は東北に流れる舞(まい)川、西北に流れる奈良川が物部村・香北町地内を経て物部川に流入し、一方別役(べつちやく)を源とし谷地を迂曲して南西に流れ、途中中西(なかにし)川・山南(やまみなみ)川・山北(やまぎた)川を合せて土佐湾に注ぐ香宗(こうそう)川は、町域に大きな影響を及ぼしている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報