本元興寺(読み)ほんがんごうじ

精選版 日本国語大辞典 「本元興寺」の意味・読み・例文・類語

ほん‐がんごうじ‥グヮンゴウジ【本元興寺】

  1. 奈良県高市郡明日香村にあった元興寺のこと。旧坊の安居院だけが現存。平城遷都の際に留まることを許され、奈良に新たな元興寺(新元興寺)が建立されて、区別上、本の字を冠して呼ぶ。名称意義から向原寺をさすとする説もある。飛鳥寺法興寺

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百科事典マイペディア 「本元興寺」の意味・わかりやすい解説

本元興寺【もとがんごうじ】

飛鳥寺

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世界大百科事典(旧版)内の本元興寺の言及

【飛鳥寺】より

…奈良県高市郡明日香村にある真言宗豊山派の寺。法興寺,本元興寺ともいう。蘇我馬子が創立した日本最初の本格的な寺院で,百済から招いた工人らが参画して,596年(推古4)ほぼ造営を終え,606年には仏師鞍作止利(くらつくりのとり)が作った本尊の丈六釈迦如来像が安置されている。…

【元興寺】より

…元興寺は飛鳥に創建された法興寺(飛鳥寺)に起源をもつ。平城遷都後の718年(養老2)法興寺を平城京左京四条・五条の七坊の地に移して元興寺と称し,飛鳥の法興寺を本元興寺と称した。奈良時代の元興寺の伽藍配置は,南大門・中門・金堂・講堂が伽藍中軸線上に並び,回廊は金堂を囲んで中門と講堂を結ぶ。…

※「本元興寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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