本四町目
ほんよんちようめ
[現在地名]水戸市本町二丁目・柳町二丁目
東は紙町、北は横竹熊町・紙町。水戸街道と岩城相馬街道の接点にあたる。「新編常陸国誌」に「長サ一町四間アリ〔古記云、南側六十間、北側六十五間余、戸数二十〕」とある。水戸城下の問屋場と定められ、本町通の中心地で、街道里程の起点でもあった。「水府地理温故録」は「宝暦の初比迄には、舛屋長元、鍵や久円といふ呉服見世、伊勢や太郎衛門、駿河や次郎衛門といふ薬店、太とものは那波や長三郎、井筒や伝六、荒物には絹や嘉兵衛、其外菊や半三郎、大黒や、亀や、那波や某、紙や五郎衛門抔、皆夫々の商家軒端を争ひて住し、就中寛延中にや、伊勢や太郎衛門は塗家とし、駿河やも続いてみせを塗家とす」と記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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