日本歴史地名大系 「本多家屋敷跡」の解説 本多家屋敷跡ほんだけやしきあと 石川県:金沢市金沢城下第二連区安房殿町本多家屋敷跡[現在地名]金沢市本多町三丁目・出羽町広坂(ひろさか)通を小立野(こだつの)台へ南東に上った西側、現在の県立美術館・本多蔵品館・県立歴史博物館の敷地一帯を占めていた加賀藩年寄役本多家屋敷跡。初代本多政重の屋敷地はもと小立野石引(いしびき)町波着寺(はちやくじ)の地にあったが(「可観小説」加越能文庫)、元和元年(一六一五)当地を屋敷地として拝領、引越した。遠望の風致・泉水・築山の風景が兼六(けんろく)園に次ぐといわれる景勝の地で、邸内の庭園を築造したのは三代政敏の時であったという(金沢古蹟志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by