本所一円の地

山川 日本史小辞典 改訂新版 「本所一円の地」の解説

本所一円の地
ほんじょいちえんのち

本所進止(しんし)の地とも。中世荘園で,地頭がおらず,本所が土地百姓を一元的に支配している地。はじめから地頭職がおかれなかったもののほか,鎌倉後期以後は,下地中分(したじちゅうぶん)の結果一方が本所一円の地となったものや,本所が地頭職を兼任したものもみられる。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android