日本歴史地名大系 「本所善兵衛屋敷」の解説 本所善兵衛屋敷ほんじよぜんべえやしき 東京都:墨田区旧本所区地区本所善兵衛屋敷[現在地名]墨田区千歳(ちとせ)二丁目本所松井(ほんじよまつい)町一丁目の南にあり、東は六間(ろつけん)堀に面し、西・南は武家地。元禄四年(一六九一)町方支配本所深川道役家城善兵衛拝借地となった。町名も同人に由来する。元禄四年従来どおり道役と拝借地が認められたが、享保四年(一七一九)四月本所奉行の一時廃止に伴い上地されたが、同年一〇月同人は道役に復し、当地も引続き拝借地となった。俗に道役(みちやく)屋敷と称された。善兵衛は文化元年(一八〇四)まで当町に住し、その後本所亀沢(ほんじよかめざわ)町の拝領屋敷に移った。町内間数は南北の表間口一四間余・裏幅一四間、東西は裏行南方一四間余・同北方一三間余(御府内備考)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報