本折日吉神社(読み)もとおりひよしじんじや

日本歴史地名大系 「本折日吉神社」の解説

本折日吉神社
もとおりひよしじんじや

[現在地名]小松市本折町

旧北陸街道筋の本折町から西に入ったところにあり、祭神大山咋命で、旧県社。末社の厳御魂いつのみたま社は天照大神、相殿の下照比(檜地宮)は下照比、金刀比羅社は大物主神・崇徳天皇、稲荷社は倉稲魂命、市杵島社は市杵島姫命を祀る。初め国府の船見こくふのふなみ山にあったが、安元二年(一一七六)戦災にあい、治承三年(一一七九)現在地に移り山王宮と称したと伝える。天正八年(一五八〇)再び戦禍にあったが、小松城主丹羽長重により復興。前田利常も祈祷所と定め、能美のみ郡総社として社地や神主屋敷を寄進した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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