本木に勝る末木無し(読み)もときにまさるうらきなし

ことわざを知る辞典 「本木に勝る末木無し」の解説

本木に勝る末木無し

もともとあるものが気に入らないからといって、他のものに取り替えてみても、結局、もとのものにはかなわないものだ。何度取り替えてみても、やはり最初相手がいちばんよい。

[使用例] もとにまさるうらなしでなあ、人間、一ぺん夫婦となった以上は、どっちにどういう間違いがあっても、離していけず、離れていけねえ[中里介山大菩薩峠|1913~41]

[解説] 「本木」は、樹木根元や幹。「末木」は、こずえや枝。多く男女関係についていいます。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android