本栖村
もとすむら
[現在地名]上九一色村本栖・富士ヶ嶺
精進村の南に位置し、富士山北西の青木ヶ原樹海および南東の大室山(一四六八メートル)、西境の竜ヶ岳、北の烏帽子岳などの高山斜面山地に立地。本栖湖がある。東は郡内領成沢村(現鳴沢村)、西は河内領中倉村・釜額村(現下部町)、南は根原村(現静岡県富士宮市)。中道往還の甲駿国境に位置し口留番所が置かれた。村名はもと本巣とも書き、巣鷹山があったことに由来するという(甲斐国志)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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