日本歴史地名大系 「本正寺」の解説 本正寺ほんしようじ 高知県:南国市上田村本正寺[現在地名]南国市田村字王子(おうじ)にあり、若一山と号し、本尊は十界大曼荼羅。「南路志」によれば開山は桂昌(けいしよう)寺を開いた日祝の弟子是相院日通で、大永七年(一五二七)の開基といい、桂昌寺の末寺一二ヵ寺の一であった。現在境内には本堂のほか三十番神社と釈迦堂がある。応永三二年(一四二五)在銘の鰐口を蔵し、退転した桂昌寺末寺一二ヵ寺の一の東光(とうこう)寺の本尊薬師如来も安置する。東光寺は若一山と号し、「嵯峨源氏入交家々史」に「入交源六兵衛尉沙弥浄円熊野新宮結早玉権現勧請東光寺建立」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by