本米崎村(読み)もとこめざきむら

日本歴史地名大系 「本米崎村」の解説

本米崎村
もとこめざきむら

[現在地名]那珂町本米崎

久慈川が村の北境を東へ流れ、西は額田ぬかだ村。集落東側台地に縄文遺跡・弥生遺跡・古墳がある。「和名抄」の久慈郡にみえる神前かむさき郷の地にあたり、「新編常陸国誌」の久慈郡神崎郷の項には「米崎ノ東ニ石神村アリ、石神旧社アリ、神崎ノ名コレヨリ起ルト見エタリ、蓋神、米ノ音近キヲ以テ後人改メテ米ノ字ニ従ヒシナリ」とある。元和四年(一六一八)四月一二日の徳川頼房黒印状(鈴木重信氏旧蔵文書)に「米崎本郷八百九拾九石九斗壱升」とあり、寛永一八年巳御検地帳(大部公長氏蔵)に「本米崎村」とある。「水府志料」によると戸数およそ一六八。

加納かのう山に三島神社が鎮座する。祭神は大山祇命。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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