本芸(読み)ほんげい

精選版 日本国語大辞典 「本芸」の意味・読み・例文・類語

ほん‐げい【本芸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古くからの技術方法を習って得た本当の芸。
    1. [初出の実例]「様々に能の法度あり。是をしるを本芸と云、しらざるを細工芸と云」(出典:舞正語磨(1658)下)
  3. 見せ物で前口上などに対して、客に見せる芸そのもの。また、前座の芸などに対して、そのだしものの中心となる本格的な芸。
    1. [初出の実例]「御目見相済みますれば、早速ながら本芸(ホンゲイ)に取掛らせまする」(出典:義血侠血(1894)〈泉鏡花〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android