本読が納まる(読み)ほんよみがおさまる

精選版 日本国語大辞典 「本読が納まる」の意味・読み・例文・類語

ほんよみ【本読】 が 納(おさ)まる

芝居で、作者本読みをして、役者が皆了承する。
※人情本・祝井風呂時雨傘(1838)一〇回「本読は納らず、折角作りし根本(しゃうほん)も無用となりて」
② 転じて、計画の打合せがまとまる。相談準備がととのう。
洒落本・船頭深話(1802)二「こいつア本よみが納らねへ。イイヱサなぜか声がしねへからさ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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