札幌北一条教会(読み)さつぽろきたいちじようきようかい

日本歴史地名大系 「札幌北一条教会」の解説

札幌北一条教会
さつぽろきたいちじようきようかい

[現在地名]中央区北一条西一三丁目

日本キリスト教会に所属するプロテスタント教会。明治二三年(一八九〇)四月、札幌に滞在していた東京日本橋の海産物商本多嘉右衛門らによる日本基督一致教会宮城中会への提議により、南一条西一丁目の借家に札幌講義所が設けられたのが草創で、同中会から菅田勇太郎を迎え、常駐日本人宣教師(のち牧師)による礼拝が開始された。翌二四年、日本基督教会発足に伴い、同教会の札幌講義所となる。明治二七年一二月には大通西おおどおりにし三丁目に新会堂が完成、新会堂の尖塔上に風見鶏がすえ付けられていたことから、市民からはにわとり教会の愛称でよばれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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