最新 地学事典 「札幌海牛」の解説
サッポロカイギュウ
札幌海牛
Sapporo sea cow
2002年,札幌市南区の中新統上部から発見された体長7mを超えるHydrodamalis属のカイギュウ類化石(Hydrodamalis sp.)。フィッショントラック法による年代測定により8.2±0.3Maの値が得られており,珪藻・有孔虫・放散虫・軟体動物・花粉等の化石の年代と合致する。北海道沼田町から産出した同系統のDusisiren属のカイギュウ化石と年代的に隣接することから,体長4mほどのDusisiren属から7mを超えるHydrodamalis属へと進化し,北太平洋域に放散した年代を示す。
執筆者:古沢 仁
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

