札番(読み)ふだばん

精選版 日本国語大辞典 「札番」の意味・読み・例文・類語

ふだ‐ばん【札番】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 芝居寄席(よせ)などの木戸番人下足札(げそくふだ)などをもっているところからいう。木戸番
    1. [初出の実例]「白梅という寄席へはひる。札番(フダバン)『イラッシャイ』」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉二)
  3. 語義未詳。
    1. [初出の実例]「されば父の札番など被成たる時は〈略〉茶を振舞て」(出典:随筆・賤のをだ巻(1802))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android