白梅(読み)シラウメ

デジタル大辞泉 「白梅」の意味・読み・例文・類語

しら‐うめ【白梅】

白色の花をつける梅。はくばい 春》「―に明る夜ばかりとなりにけり/蕪村
かさねの色目の名。表は白、裏は紅。11月から2月まで用いる。ひとえうめ。
[類語]白梅はくばい紅梅寒梅ゆすら梅

はく‐ばい【白梅】

白い花を咲かせる梅。また、白い梅の花。しらうめ。 春》
[類語]白梅しらうめ紅梅寒梅ゆすら梅

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精選版 日本国語大辞典 「白梅」の意味・読み・例文・類語

はく‐ばい【白梅】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 花の色が白い梅。白い花を咲かす梅。また、その花。しらうめ。《 季語・春 》 〔尺素往来(1439‐64)〕 〔蘇軾‐自広陵召還詩〕
  3. 香木の名。分類真南蛮(まなばん)香味辛酸六十一種名香一つ
    1. [初出の実例]「白梅(ハクバイ)、上々真那斑に御座候」(出典:建部隆勝香之筆記(香道秘伝所収)(1573))

しら‐うめ【白梅】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 白い花が咲く梅。白い梅の花。はくばい。
    1. [初出の実例]「灰捨て白梅うるむ垣ねかな〈凡兆〉」(出典:俳諧・猿蓑(1691)四)
  3. (かさね)色目。表は白で裏は紅のもの。一一月から二月まで用いる。ひとえうめ。うらうめ。

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デジタル大辞泉プラス 「白梅」の解説

白梅

大蔵省専売局1905年に発売した刻みたばこの銘柄。同年発売の官製刻みたばこ7銘柄の中で2番目に高い。

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世界大百科事典(旧版)内の白梅の言及

【ウメ(梅)】より

…熟れかけの実を籠に盛り,煙突の煙でいぶして薫製にしたものを〈烏梅〉として薬用にする。青梅は塩漬にした後に日に乾かしたものを〈白梅〉または〈梅脯(ばいほ)〉という。日本の梅干しに近い。…

※「白梅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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