杉の町筋
すぎのちようすじ
[現在地名]中区丸の内一―三丁目、東区泉一丁目
魚の棚筋の南を東西に走る道筋。堀川東岸の木挽町筋、中橋から東へ緩やかな坂を上り、御園町筋までは武家の蔵屋敷・地子が入交じる。御園町筋と本町筋、一説には長者町筋との間には町屋が並び、万屋町の町域をつくる。本町筋から東へ久屋町筋までは町地であるが、独立の町ではなくそれぞれ南北道路の支配を受けた。例えば本町筋と七間町筋に挟まれた地域は西寄り北側が本町、南側が福井町の管轄。中央部分北側が玉屋町、南側のうち柏屋・美濃屋・三河屋に限り富田町で、あとは玉屋町に属する。東寄り北側は上七間町、南側は下七間町に含まれた(金鱗九十九之塵)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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