日本歴史地名大系 「杉ヶ瀬村」の解説 杉ヶ瀬村すぎがせむら 兵庫県:宍粟郡山崎町杉ヶ瀬村[現在地名]山崎町杉ヶ瀬村揖保(いぼ)川の中流左岸に位置し、北は木(き)ノ谷(たに)村、対岸は田井(たい)村。同川の支流母栖谷(もすたに)川が当村で本流に合流する。地元では「すいがせ」ともいう。中世には神戸(かんべ)庄(神戸郷)に含まれ、杉瀬などと記された。年月日未詳の神戸本所・半済名々注文(伊和神社文書)に「杉瀬」とみえる。文明二年(一四七〇)三月七日の木之谷中務・左近連署山畑預り状(同文書)に「すきかせのかもん(掃部)」、同一三年二月九日の木之谷中司・左近連署山畑預り状(同文書)に「杉か瀬道庵・同三郎大夫」がみえ、いずれも「なめら谷」山畠の作職を一時期預かっていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by