杉宮村(読み)すぎのみやむら

日本歴史地名大系 「杉宮村」の解説

杉宮村
すぎのみやむら

[現在地名]羽後町杉の宮

西馬音内にしもない川の支流である羽後大戸うごおおと川(作内さくない川)に沿い、羽後大戸川と雄物川によって形成された複合扇状地上に位置する。北は大久保おおくぼ村、東は貝沢かいざわ村、南は大戸野中おおとのなか村、西は西馬音内前郷にしもないまえごう村・糠塚ぬかづか村と接する。村内を湯沢町(現湯沢市)から西馬音内前郷村に通じる脇街道が通り、集落は街村状に発達。村名は三輪みわ神社境内にあった老杉によるものという。

慶長五年(一六〇〇)一〇月二二日の西馬音内則道宛小野寺義道書状(秋田藩家蔵文書)に、

<資料は省略されています>

とみえ、小野寺勢と最上勢の抗争接点となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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