李【いく】(読み)りいく

百科事典マイペディア 「李【いく】」の意味・わかりやすい解説

李【いく】【りいく】

中国,五代南3代目にして最後の王。作者として知られる。李後主とも。字は重光,号は鐘隠。961年即位。金陵南京)で豪奢(ごうしゃ)な宮廷生活を送ったが975年宋に滅ぼされ,翌年【べん】京(べんけい)(開封)に送られ,軟禁2年にして没。その性格は穏やかで,書画にひいで,在位中は華麗な詞を,軟禁中は凄絶(せいぜつ)な詞を作った。父の李【えい】(りえい)も詞人で,二人の詞集《南唐二主詞》がある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む