金陵（読み）キンリョウ

デジタル大辞泉

きんりょう【金陵】

中国、南京ナンキンの古称。春秋時代の呉ご・越えつ・楚そのころの名称。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

きんりょう【金陵】

1. 中国、春秋戦国時代の楚の邑(ゆう)。現在の江蘇省江寧県。一説に東晉の都建康（現在の南京）と同所とするものがあり、南京の雅称として用いられる。〔謝朓‐入朝曲〕

出典　精選版 日本国語大辞典

［日本酒・本格焼酎・泡盛］銘柄コレクション

きんりょう【金陵】

香川の日本酒。酒名は、江戸時代の儒学者・頼山陽が琴平来訪の折、当地に中国の古都・金陵を想わせるものがあるとして、琴平を金陵と呼んだことにちなみ命名。大吟醸酒から普通酒までをそろえる。全国新酒鑑評会で受賞実績多数。原料米は山田錦など。仕込み水は、多度津は「八幡の恩湧(やはたのおんゆ)」、琴平は象頭山(ぞうずさん)の湧水「昭和井戸」を使用。蔵元の「西野金陵」は寛政元年(1789)創業。所在地は仲多度郡琴平町。

出典　講談社

デジタル大辞泉プラス

金陵

香川県、西野金陵(きんりょう)株式会社の製造する日本酒。全国新酒鑑評会で金賞の受賞歴がある。

出典　小学館

旺文社世界史事典 三訂版

金陵
きんりょう

中国の南京 (ナンキン) の古名。➡ 南京

出典　旺文社世界史事典 三訂版

山川 世界史小辞典 改訂新版

金陵(きんりょう)

⇒南京(ナンキン)

出典　山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」

世界大百科事典（旧版）内の金陵の言及

【南京】より

…今の南京市の名は明初に始まる。また金陵，江寧，白下などの別称も多い。日本での通称〈ナンキン〉は南方方言音が，長崎などを経由して入り広まったものである。…

※「金陵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」