現代外国人名録2016 「李前寛」の解説
李 前寛
リ・ゼンカン
Li Qian-kuan
- 職業・肩書
- 映画監督
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1941年
- 出生地
- 大連
- 学歴
- 北京電影学院美術科〔1964年〕卒
- 受賞
- 百花奨(第13回)〔1989年〕「開国大典」,金鶏奨最優秀作品賞・監督賞(第10回)〔1989年〕「開国大典」
- 経歴
- 北京電影学院美術科を卒業し、長春映画製作所に配属される。1968年肖桂雲と結婚。以後、映画監督でもある妻と二人で共同監督し、主に革命をテーマにした重厚な作品を製作。’89年「開国大典」で中国のアカデミー賞といわれる金鶏奨および百花奨を受賞。他の作品に、「佩剣将軍」(’81年)、「甜女」(’82年)、「黄河之浜」(’83年)、「逃犯」(’85年)、「田野又是青紗帳」(’86年)、「鬼仙溝」(’88年)、「決戦之後」(’91年)、「重慶談判」(’93年)、「沈黙の鉄橋」(’95年)、「星の音」(2011年)などがある。数々の映画イベントの仕掛け人として知られ、金鶏奨、百花奨授賞式のオープニングセレモニーなどを手掛ける。また優秀な映画作品を青少年や老人、貧困地域の学校向けに放映することを推進する中国映画基金にも携わる。中国映画界の代表者として政治活動にも参加し、中国人民代表委員、中国人民政治協商会議代表委員も務める。2005年中国電影誕生百年慶典において、“傑出した国家の映画芸術家”の称号を与えられた。2009年中国電影家協会主席に選出される。日中映画界の交流にも努め、2011年東京国際映画祭の中国映画週間のため来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報